モンステラの気根は切らずに曲げて埋め込もう。増やすときにも役立つよ!

気根を地中に誘導した斑入りボルシギアナの写真2

モンステラって大きくなると茎の部分からどんどん気根を伸ばしてきますよね。だんだんと邪魔になってきて切りたくなってきたりもします。

気根があちこちに伸び始めた斑入りボルシギアナの写真

だけど切ってしまうと成長が悪くなってしまいます。だからうまく地中に埋め込むことをおすすめします。

斑入り職人

うまく埋め込むと盆栽のようにキレイな感じになりますよ。

ここでは気根を切らずに地中へと埋め込むやりかたと、切ったときにどのようなデメリットがあるのかを説明しています。

割りばしなどの棒で気根を誘引する

気根を誘引するなら割りばしなどの棒で簡単にできます。割りばしならハシにある溝を通すと簡単に地中に誘導できます。

気根を地中に誘導した斑入りボルシギアナの写真

斑入り職人

心配なら細めの針金などでかるく固定するといいですよ。きつくしめると根が痛んでしまいます。

1月ほど経過すると完全に地中から栄養を成長するようになりました。

気根を地中に誘導した斑入りボルシギアナの写真2

かるく気根を折り曲げて地中に埋める

また割り箸などで固定しなくても、あるていど伸びた気根ならそのまま地中に埋めることができます。

気根があちこちに伸び始めた斑入りボルシギアナの写真2

斑入り職人

地中まで届く長さが必要になります。

長く伸びた気根は硬く感じますが、軽く曲げると硬い外皮がやぶけます。全体的に軽くゆっくり曲げて先端をかるく地中に埋めましょう。それだけでOKです。

気根を折り曲げた斑入りボルシギアナの写真

気根を折り曲げた斑入りボルシギアナの写真2

斑入り職人

下手に短い気根を誘引するよりこちらの方が安全です。ですが極端に曲げると気根が折れますよ。

地表近くにある気根を植え込む

地表近くで横向きに生えてくる気根はそのまま土をかぶせるといいですよ。胴切りして増やすことを考えているのであれば、一番やっておきたい場所です。

黄緑斑のデリシオーサから出た気根の写真

気根が見えなくなるまで土をかぶせます。そして少し水をかけて湿らせておきましょう。

黄緑斑のデリシオーサから出た気根に土をかぶせた写真

斑入り職人

鉢のフチまで成長する前にやっておきましょう。伸びすぎると埋めていい感じに成長させるのが大変。

掘り起こすと分岐するまでは成長していませんでしたがある程度大きくなっていました。これぐらいなら栄養を吸えるようになっているでしょう。

黄緑斑のデリシオーサから出た気根を掘り起こした写真

気根の下部から胴切りします。

黄緑斑のデリシオーサを胴切りした写真

黄緑斑のデリシオーサを胴切りした写真2

あとはこれを植え付るだけです。こうやって増やしていくと、根がない状態で増やすより安心ですよ。

斑入り職人

途中でカットしてもう少し短い段階で細根を出さしたほうがよかったかも。検討が必要ですね!

気根を切ると成長が遅れるよ

気根は空中をさまよっていて見栄えもよくないから切りたいと思う方もいるでしょう。ですが成長のことを考えると切るのはやめておいた方がいいです。理由は以下の二点。

気根を切らない理由

  • 切り口を防ぐために力を使ってしまうため。
  • 地面についたときにそれが根っこになり地面の栄養を吸収できるようになるから。
  • 大きく成長させたい方は切るのをやめておいたほうがいいですよ。また気根はうまく成長させれば盆栽のように芸術的になります。そういう楽しみもいいですよ。