モンステラ ホワイトタイガーの育て方(ボルシギアナの細かい白斑品種)

ホワイトタイガーの枯れた葉をカットした写真2

最近人気の斑入りモンステラ『ホワイトタイガー』。モンステラ系統でいうとボルシギアナの系統になります。強い斑入り品種でキレイですよね〜。

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斑入り職人

だけど強い斑入りはキレイだけど育てづらい。黄斑ボルシギアナならまだ楽なんですけどね〜。

ですのでこの記事ではホワイトタイガーの株選びや育て方などについてちょっと詳しくまとめています。

ホワイトタイガーの育て方で注意してほしいポイント

ホワイトタイガーは斑入りが多いのでキレイですがその反面として成長速度がおそく、葉がいたみやすい品種です。以下のようなポイントに注意して育ててね。

ホワイトタイガーの育て方注意点。

  • 夏の直射日光に当てない。葉が葉焼けしやすいです。
  • 根がしっかり張るまでなるべく水を切らせない。斑が枯れやすい。
  • 栄養を与えすぎない。斑が消えやすい。
  • 斑入り職人

    高価な品種なのでしっかり育て方には注意しよう。

    斑入りモンステラに使う培地や日当たりの悪い室内で栽培するためにおすすめの植物育成ライトは以下の記事でまとめています。

    斑入りモンステラの培養土は何がいい? ベラボンを混ぜて使うのもおすすめだよ
    室内観葉植物(斑入りモンステラなど)におすすめの植物用ライト

    モンステラ ホワイトタイガーの姿と他の白斑との違い。

    モンステラのホワイトタイガーは他の白斑と比べて細かな白斑が入っているのが特徴。ただし最近は白斑が多いだけでホワイトタイガーって呼ばれているものがあります。

    ベラボンに植え付けたホワイトタイガーの写真

    品種として分けているのではなく、細かく斑が入った系統をホワイトタイガーと呼んでいるようです。

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーンが崩れた写真

    中にはハーフムーンが出る株もあります。ハーフムーンは色素が少ないため葉が枯れやすいですが、美しいですよね。

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真3

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真2

    普通のボルシギアナはそこまで細かく斑が入りません。以下のハーフムーンのボルシギアナを見ていただけたらわかりやすいです。

    ハーフムーンのモンステラボルシギアナ写真3

    斑入り職人

    どこまでがホワイトタイガーと呼べるのか区分けが難しいですね。

    ホワイトタイガーは茎の部分が以下のように細かな白い線が入ります。以下はホワイトタイガーの茎ですが、細かな線とハーフムーンになる強い線が入っています。

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真5

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真4

    斑入り職人

    あと節間がかなり短いです。だから成長は遅いけど形を維持しやすい品種となっています。

    逆に普通のハーフムーンだと強い白い線が入るのみです。

    ハーフムーンのモンステラボルシギアナ写真2

    葉っぱだけでなく茎からも見るとわかりやすいですよ。苗を購入する時も、葉っぱより茎を見て買った方が成功率が上がります。

    ハーフムーンの枯れた部分はカットしてしまおう!

    白斑が枯れてきたホワイトタイガーの写真

    ハーフムーンや大きく斑が入った部分は以下のように枯れやすいものです。特に植え付け後とかの根が張っていない状態は枯れやすい感じがします。

    白斑が枯れてきたホワイトタイガーの写真2

    白斑が枯れてきたホワイトタイガーの写真3

    斑入り職人

    根が増えるまでは水耕栽培した方がいいかな?

    葉が枯れてきたら思い切ってハサミでカットしてしまいましょう。その方がキレイです。

    ホワイトタイガーの白斑をカットしている写真

    ホワイトタイガーの枯れた葉をカットした写真

    ホワイトタイガーの枯れた葉をカットした写真2

    ハーフムーンが出る茎の姿

    ハーフムーンが欲しいって方のためにハーフムーンが出る茎の特徴を教えますね。ホワイトタイガーは以下のように細かな斑の線が入っています。

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真5

    その中に以下のように強い斑が入っている株だとハーフムーンの葉が出やすいです。ただし確実に出るとは言えないのが難しいところ。

    モンステラ ボルシギアナ ホワイトタイガーのハーフムーン写真4

    斑入り職人

    ハーフムーンが欲しい方は茎に注目して購入するといいですよ。

    ホワイトタイガーの新芽からわかる斑入りの弱さ

    新しい葉が出てきたホワイトタイガーの写真

    斑入りの新芽を拡大すると緑の部分とはかなり厚みに違いがあることがわかります。緑色の層が完全になくなっているのがわかりますね。

    新しい葉が出てきたホワイトタイガーの写真2

    新しい葉が出てきたホワイトタイガーの写真3

    斑入り職人

    これを見て斑入り葉部分が弱いのがよくわかりました。植物育成ライトとサーキュレーターを設置して室内で育てないとだめですね。

    『モンステラ ホワイトタイガー』の栽培環境

    モンステラ ホワイトタイガーは強い白斑なので葉焼けしないよう室内で育てています。夏場は28度以下、冬場は温度は15度以上で調整中。

    斑入り職人

    斑が強くなりすぎてきたのでカットして作り直すか検討中。ハーフムーンじゃなくなっちゃった。

    ホワイトタイガーを増やす時は注意してね。

    ホワイトタイガーは斑が多く、うまく育てるのが難しい品種です。またモンステラの斑入り品種は発根していない状態で挿木するとなかなか根が出ません。

    斑入り職人

    だから発根した部分を挿木しよう!

    以下はホワイトタイガーの茎が成長していく様子です。成長にともない新しい気根が出てきているのがわかります。

    モンステラ ホワイトタイガーの幹写真

    成長したホワイトタイガーの幹写真

    こういった気根が出て、あるていど成長した(3cm以上)茎を使って増やすことをおすすめします。

    斑入り職人

    根が出ていないものはベラポンを利用して発根させることをおすすめします。

    室内で育てているとかなり葉が痛んできました。

    気根もしっかりでてきるのでこれならカットしても大丈夫そうです。作り直しもかねて増やすことにしてみました。

    なかなか成長が遅いだろうなと思っていましたが、けっこう簡単に芽が出てきました。

    さらに成長すると同じようにハーフムーンの葉が出てきました。同じ形質をもってくれててうれしいです。

    無事に大きくなってきたのですがフルムーンの葉もでてきました。これが続くと枯れるのでおさまってほしい。。。

    カットした枝を栽培用の培地に挿しておいて2〜3週間ごとに水をやるぐらいで放置していたらけっこう大きくなっていました。

    こちらの子株も親株同様にハーフムーンの性質が強いですね。

    しかし親株の成長が悪すぎる。あまりにも枝がほそすぎです。肥料が少なすぎたことや日照不足だけではないな。

    というわけで鉢から出してみることにしました。そうするとカビがはえてました!

    ベラボンは発根させるためなどに初期で利用するのはいいですが、長期栽培だとこういうリスクがありますね。取り除き普段から使っている培地に入れ替えました。

    モンステラのホワイトタイガーはなぜ高い?

    モンステラのホワイトタイガーは普通の白斑と比べて値段が高め。なぜ高いかと言えば以下のような理由があります。

    ホワイトタイガーが高い理由

  • 斑が多いため光合成能力が低く成長が遅い。
  • 斑の面積が大きいため枯れやすくキレイに育てづらい。
  • 普通の白斑に比べて供給量が少ない。
  • また、最近はコロナの影響で室内栽培用の観葉植物がブームになっています。それにともない観葉植物の値段も跳ね上がっています。

    斑入り職人

    もう少しすれば価格は落ち着くと思います。しかし観葉植物生産者も量が足りなくてあと数年は供給させるのが大変な状態のようです。

    最後に白斑タイプのボルシギアナが好きならトリカラータイプもオススメですよ。以下の記事で紹介しています。

    トリカラー白斑のモンステラはフルムーンへの変化に注意!

    斑入り職人

    モンステラの分類や種類・品種については以下の記事でまとめています。