【モンステラ】斑入り株の作り方、斑の回復方法を説明します

斑入りモンステラの作り方写真9

モンステラを斑入りにする場合は基本的に元斑入りや斑入りからの種を栽培など斑入りの要素があることが重要と思っています。

斑入り職人

何もないモンステラを斑入りにするのってかなり難易度が高い気がする。

確率がある位程度高いのは元斑入りの株を利用することです。ぶなんなのは少しだけ斑入りの株をキレイな斑入りに復活させることですね。以下に詳しく説明していきます。

カットしたストレスで斑入りモンステラにする

斑入りモンステラの作り方写真6

一番斑入りモンステラを作るのにいい方法が元斑入りの株をカットすることですね。この方法はホワイトモンスターでもよく行われていますね。

斑入り職人

以下は斑が消えてしまった黄斑ボルシギアナをカットしたものです。

斑入りモンステラの作り方写真

3月に植え付けましたが、それでも室内から外に出した影響で順応していない葉が枯れてきています(これもストレス)。

斑入りモンステラの作り方写真2

それでも少しづつ対応して成長してきました。

斑入りモンステラの作り方写真3

そしていきなり強い斑入りの葉が出てきました!

斑入りモンステラの作り方写真4

元株は復活せず、この株だけ斑入りの葉を出してくれています。斑入り復活の確率は低いし同じような斑になるとは限りません。

斑入り職人

それでも斑なしのまま育てるならいちかばちか勝負してみたほうがいい。

斑入りモンステラの作り方写真5

一度斑入りに戻ると継続的に斑入りの葉を出してくれています。

斑入りモンステラの作り方写真6

カットして斑入りを強くする

こちらは寒さのストレスとカットストレスを両方与えた場合のボルシギアナ。元々は以下のように斑入りが少ない個体でした。

20201219-斑入りモンステラ

強い寒さのストレス(葉っぱが全部枯れる)を与えた後にガッツリとカットしました。

斑入りモンステラの作り方写真11

その結果、以下のようなキレイな斑入りができています。

斑入りモンステラの作り方写真8

斑入りモンステラの作り方写真9

カットだけではなく他のストレスと複合させるとすごい結果が出ますね。ただし作り直すことになるため非常に時間がかかってしまいます。

斑入り職人

はやく大きくするためにしっかり幹をふとく育てたい方は以下の記事を見てね。

斑入りモンステラの幹(茎)を太くするやり方。ヒョロヒョロの原因と対処法

斑入りを発生させるストレス

斑入りを発生させるストレスはいくつかあると思われます。特に前述している切断ストレスは確実に斑入りを誘引させます。

斑入り職人

実際にモンステラを栽培していて一番有効だと思いました。以下のストレスが有効と思われます。
斑入りに有効なストレス・切断ストレス
・飢餓ストレス(肥料・水分)
・温度ストレス

ちなみにウイルスに起因する斑入りもありますが、斑入りモンステラではそれがどれぐらい関係しているかはわかりません。

斑入り職人

単に色素系の遺伝子をウイルスの挿入により壊されていたなどの現象ならシークエンサーでわかりますが、そんなに簡単なことではありません。

また温度ストレスもかなり重要で、夏場は斑入りが少なく秋になると斑入りが増えます。

斑入り職人

これが四季がある日本で斑入り植物が盛んになった要因の一つであるとわたしは考察します。

ちなみに光は強くても弱くても斑入りを抑制する方向に働いてしまう感じがしてしまいます。しっかり植物育成ライトなどで調整したいものです。

室内観葉植物(斑入りモンステラなど)におすすめの植物用ライト

種から育てる斑入りモンステラ

斑入りモンステラの作り方写真10

斑入りモンステラを育てていると、どうしても斑入りが消えるタイプがあるのと同時に斑入りが増えて仕方ないタイプがあるのに気づきました。

斑入り職人

これは元々の性質があるのかもしれない。

だけどそればっかりは育ててみないとわからない。本気で斑入りモンステラを育ててみないみたいなら数多くの斑入りモンステラを育ててみることをおすすめします。

斑入り職人

最近は実生から出た斑入りモンステラが安く買えます。時間はかかるけどこういうのを育てて楽しむのもおもしろいですよ。

自分で実生から育てて育てるのは発生確率的にも大変。ヤフオクやメルカリで業者さんが出品しているのを購入するのをおすすめします。

メルカリで販売されている斑入り実生苗