モンステラの増やし方は簡単ですが、斑入りモンステラの増やし方になるとちょっと難易度が上がってきます。
斑入り職人
特に多いのが一節だけの気根も出ていないものから増やそうとしているケース。一番難易度が高いですよ。できれば二節あるものを利用しましょう。
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それ以外に培養土選びも重要です。通気性が悪いなど挿し木にあわない培養土を使うとなかなか発根・発芽しません。くわしくは以下にまとめておきますね。
斑入りモンステラの増やし方。培養土とカットに位置に注意!
斑入りモンステラはいくつかの方法で増やすことができます。まずは増やすための穂木を作りましょう。二つほど残して茎をカットします。
今回は気根や葉をカットしました。気根は残した方がいいいと言う方と、カットした方がいいと言う方がいますが、水や土に触れると根になるので残すことをおすすめします。
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ですがすべて気根が残っていればいいわけではありません。以下は気根の先だけを植え付けて育てたデリシオーサです。
鉢からだすと地中に入りすぐに根っこをしっかり出しているように見えます。
しかし地中に入ってからかなり下の方から細根が出ていることがわかります。
ですので地中深くではなく、地表近くから細根がでるようにする必要性があります。ですから地表に近い部分に位置するところでカットし、そこから細根がでるようにします。
蒸散を押させるために葉っぱのカットも忘れずに。茎の部分は栄養源にもなるのでみためを気にしないなら残しましょう。後で栄養がなくなり茶色くなってきたら軽く引っ張れば取り除けます。
そしてカットした後は時間があれば10分程度アク抜きを行ったほうがいいようです。それでは調整した穂木を使いモンステラを増やしていきましょう。
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根っこを途中からカットすると葉っぱの枯れ込みがどんどん進みます。根っこを途中からカットする場合は幹だけにするか、幹と茎だけにした方がいいかも。
葉っぱも展開してきたので根っこの様子をみてみることにしました。しっかりと根が分岐しています。
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モンステラの挿し木は二節残して腐りを防ごう
挿し木は培養土などを用いてたてに挿していくだけですね。一番一般的なやり方です。特にこのやり方の場合は気根がついたままの方がいいです。
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培養土は市販の培養土を使うのでは不十分です。できればベラボンやバーミキュライトのように通気性がよく発根しやすい素材を培養土に加えて使いましょう。
ベラボン単体でもいいですが、乾燥しやすく管理が面倒なので、以下のところで記載した培養土で育てることをおすすめします。
⇒斑入りモンステラの培養土は何がいい? ベラボンを混ぜて使うのもおすすめだよ
モンステラの茎伏せは一節でも可能だが。。。
モンステラの茎伏せはカットした穂木を培養土などの上に横に置くだけ。軽く沈むような感じに置けばそれだけでOKです。
挿し木と違うのは穂木が短くてもいいこと。挿し木の場合は埋めて立てるためだけでなく枯れ込みを防ぐために二節ぐらい残しますが、茎伏せなら一節あればOK。
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ですが個人的には一節茎伏せは難易度が一番高い増やし方と感じています。幹が太く気根がある程度しっかりしていればやりやすいですが、素人がいきなり挑戦は難しいです。
斑入りモンステラの水挿しは発根が難しいよ
最近一般的に書かれているのがモンステラの水挿し。私も斑入りモンステラで試しにやってみました。しかし2月ぐらい経っても芽や根が出てきません(1年おいてもダメでした)。
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感想としては気根があり、芽が出なくても成長する枝の先端(トップカット)でないと水耕栽培で発根は難しいのかなと思いました。これからは培養土に戻して発芽を目指します。
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一般的に斑入りモンステラに使う培養土でおすすめとされているのが『ココナッツピート』。
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最近だとアク抜きがされている『ベラボン』が推奨されているようです。高級な斑入り品種ならちょっとリッチに『ベラボン・プレミアム』を使用するのがいいですね。
私もベラボン・プレミアムを半分程度加えて挿し木をやり直しました。斑入りのモンステラの挿し木はこういうのを使わないと難しいようです。それからは発根率が改善されました。
⇒斑入りモンステラの培養土は何がいい? ベラボンを混ぜて使うのもおすすめだよ
モンステラ元株からの再発芽
地上部をカットしたモンステラの元株も再生します。モンステラは強い植物ですので、しっかり防腐剤をつけておけばしっかり芽が出て再生します。
拡大すると以下のような感じ。長くなりすぎた斑入りモンステラを短くしたいときや、数を増やしたいときに思いきってカットしてしまっても大丈夫です。
芽がどんどん伸びてきました。
葉が展開してきました。もうこうなると大丈夫ですね。
長くなりすぎたモンステラや、葉が枯れて不格好になったモンステラはこのように一度カットして作り直していくといいですね。
斑入りテトラスペルマ(ヒメモンステラ)の増やし方は少し難しい
斑入りのテトラスペルマ(ヒメモンステラ)は増殖がちょっと難しいです。なぜかというと以下のように気根が細く乾燥してダメになりがちなんです。
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だから挿し木を行う前に、気根がでたら培養土とビニールなどでつつむなどして気根をしっかり保護するのが重要となります。
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トップカットの場合、根が弱い場合は植え替えても先端部位が枯れてしまいます。だから一度水耕栽培で根を増やしてから植え付けるのも一つの手です。
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モンステラの挿し木を行う時期
最後になりますが、挿し木は寒い時期に行うと成長しないのでおすすめできません。できれば春から秋の間に行いましょう。夏場は痛みやすくもあるので成長がおそい冬にやるよりましですが微妙です。
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斑入りモンステラを増やすときは最初2分割、成長したら多分割で!
斑入りモンステラは普通のモンステラよりも樹勢が弱いです。葉緑素がなく栄養を作りずらいからそれは仕方ないですよね。
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個人的にオススメなのはある程度のサイズ(デリシオーサなら幹の太さが1.5cm以上)になるまではトップカットで2分割までに抑えるのをおすすめします。
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ムリに増やそうとしても幹が充実していなければそこからの成長はおそいし枯れるリスクも高いです。
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元株からは何度も子株を取ろう!
どうしてもトップは斑なしになることがあります。ですが根本の方にしっかりとした斑入りの幹とガッチリ張った根があれば何回も子株回収するチャンスがあります。
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2回目の子株は斑入りではありませんでしたが、1回目の子株は以下のように斑入りの葉が出ています。
次は黄斑のデリシオーサ2回目に回収した子株です。
一つ前の一回目は以下のような子株が取れています。
細かく多数に斑入りになった株は子株作りでも斑がないという失敗が少なくです。おすすめですよ!