アザミウマは別名スリップス(thrips)ともよばれる小さな昆虫。葉っぱに傷をつけたり、吸汁により葉っぱや茎を茶色く変色させたりする害虫です。
斑入り職人
ここではアザミウマの対策方法をまず簡単に説明し、その下にアザミウマによる害の例やアザミウマの説明をまとめています。
アザミウマの対策方法
アザミウマが発生したときの対策は以下のような対策があります。虫の活性が低い冬でも温度を上げている室内だとアザミウマ被害がでるので年中対策が必要です。
・殺虫剤
・誘引殺虫灯
・天敵利用
・テデトール
それでは以下でくわしく見ていきましょう。
黄色い粘着シートでアザミウマを捕まえる!
黄色い粘着シートでアザミウマを誘引して捕まえることができます。そしてコバエ対策にもなりますね。
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粘着シートで一番やっかいなのは安いシートを購入するとへんにベタベタしてなかなか取れないんですよね。
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今はホームセンターで国産のシートが売っているのでそれを購入してもいいと思います。吊り下げ型でちょっと使いづらいですが鉢皿の上に丸めておくと楽ですよ。スペースを無駄に取ってしまいますが。
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ちなみにいろんな虫もつかまえたいので黄色シートをつかっていますが、アザミウマを狙ってとりたいなら青色の粘着シートのほうが効果がたかいです。
土から効かせるアザミウマ対策
薬剤散布は周囲にも薬剤飛び散るからイヤだっていう人も多いと思います。そういうとき便利なのが以下のように土に入れるだけでアザミウマ対策ができる製品。
虫を予防するマグァンプ(R)Dは鉢に培養土を入れるときに混ぜ込みます。肥料と殺虫成分が入っているのが便利ですね。
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オルトラン粒剤は観葉植物のアザミウマの使用について記載がありますが、
オルトラン粒剤は観葉植物のアザミウマの使用について記載がありません。ですがアブラムシ対策としてそれ以上に使用量が許可されているのでついでに対策できてしまう感じかな?
ちなみに粒剤のケースはフタがはずせず再利用が難しいです。ですから別途百均などで容器を買っておくといいですよ。
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即効性が高い殺虫剤散布
アザミウマの寿命からして農薬は30日に一回程度やれば十分。注意点としては夏の昼間にかけると薬害が出る可能性があるためさけましょう。
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誘引殺虫灯
虫を光で呼び寄せ電気で殺虫する誘引殺虫灯はどれぐらい効果があるのかわかりませんが、とりあえずアザミウマ被害が多くなったので設置しました。
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逆に赤色LEDでアザミウマの忌避を狙うのも一つの手です。忌避用ライトとして「アグリボール レッド」という商品がありますよ。
天敵による捕食殺虫
アザミウマの天敵を放ち、天敵によるアザミウマの捕食殺虫を行うことも効果的です。ただしこれはビニールハウスなどで大量に育てている方向けです。
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テデトールで応急対応
手元に農薬がない、または雨続きで農薬を使いずらい。そんな時はティッシュ数枚をおりたたんでテデトールで応急処置しましょう。
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カイガラムシ駆除は固くくっついていることもありテデトールでは難しい場合がありますが、アザミウマは手で十分とれますよ。
アザミウマの形や一般的な説明はこちら
アザミウマは別名スリップス(thrips)とも呼ばれる小さな昆虫です。どれぐらい小さいかというと体長1〜2mm程度の大きさ。
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そして一般的なアザミウマの症状や対策は以下の動画がわかりやすいです。
新芽の液を吸汁することにより奇形の葉にしたり、葉っぱを吸汁して変色させたりなど見た目が大事なモンステラにとってはとてもよくない害を出させます。
モンステラのアザミウマ被害画像
斑入りモンステラがアザミウマにやられた画像は以下です。高価な品種がアザミウマにやられて汚れてしまうと価値がかなり下がってしまいます。
葉っぱの裏もアザミウマにやられています。
茎も結構やられて茶色く変色しています。
まとめ
見た目を悪くする害虫アザミウマ。作物によってはウイルスまで感染させて被害をあたえることもあるようです。
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ただしよく知られている害虫だけに粘着シートや薬剤で簡単に対応が可能です。他の害虫対策にもなるので粘着シートだけでも配置しておくことをおすすめします。
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