モンステラの斑入り品種ってキレイですよね。わたしもいろんな種類の斑入りモンステラを育てています。斑入りモンステラを調べていると中には値段が超高い品種もあることがわかりました!
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気になるけどモンステラをあまり知らないと品種や斑入りの種類などがわかりずらいです。間違ってニセモノを買っちゃうと大変。だから簡単にモンステラの種類をまとめてみました。
またそれ以外に育て方や増やし方のコツもまとめておきますね。高価な苗は増やさないと枯れたら大変です。
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斑入りモンステラには100万円超えの品種も! その種類を説明するね。
モンステラにはいろんな斑入り品種があります。以下に説明しておりますが、斑の入り方で名称が変わるんです。
・細かな斑入りの『アルボ』(ホワイトタイガーはこれに入る。)
・半分だけ完全に白い斑入りのハーフムーン。
・黄斑のオーレアは最初黄色で後で白色に変化します。
・部分的にマーブル状の斑が入った『ミント』-高い
・全体的にマーブル状の斑が入った『フルミント』-超高い
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高価な斑入り品種はキレイなかわりに葉焼けなどで葉がダメになりやすいです。高級品種は植物育成ライトを用いて室内栽培するのが基本ですよ。
⇒室内観葉植物(斑入りモンステラなど)におすすめの植物用ライト
一般的な白い斑入り品種で最も高値で取引されているのはハーフムーンと呼ばれる葉の半分だけ斑入りになったもの。
安定させるのが難しいですが非常にキレイです。いつかこういう斑入りモンステラを手に入れたいですね。
ホワイトタイガーと普通の斑入りモンステラとの違い
以下の写真のように白い斑が細かく入るモンステラ ボルシギアナを『ホワイトタイガー』と呼びます。以下のリンクで育て方などは説明してます。
⇒ホワイトタイガーの育て方(白斑が細かく多く入ったモンステラです)
普通のボルシギアナはそこまで細かく斑が入りません。以下のハーフムーンのボルシギアナを見ていただけたらわかりやすいです。
ただし品種として分けているのではなく、細かく斑が入った系統をホワイトタイガーと呼んでいるようです。
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ホワイトタイガーは茎の部分が以下のように細かな白い線が入ります。以下はホワイトタイガーの茎ですが、細かな線とハーフムーンになる強い線が入っています。
逆に普通のハーフムーンだと強い白い線が入るのみです。
葉っぱだけでなく茎からも見るとわかりやすいですよ。苗を購入する時も、葉っぱより茎を見て買った方が成功率が上がります。
モンステラには種類はどんな種類があるの?
モンステラの種類をまとめました。モンステラは分類がいろいろ変わったりしているので、なるべく現在の分類に近くなるようにまとめています。
一番大きく葉の内部まで穴が開く『デリシオーサ』
サイズが一番大きくなり、内部までポツポツ穴が開くのがモンステラのデリシオーサ(Monstera deliciosa)。葉っぱが大きくなるとかなり細長い感じに切れ目が入ります。
大きいので温室や広い部屋がないとなかなか栽培が難しい品種。葉っぱを少なくして室内で育てる手もあるけど、それだと魅力が半減しちゃうもんね。
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斑入り品種は以下のようなものが有名です。
ボルシギアナのホワイトタイガーと同じような感じだがサイズが大きい。
かなり強めの斑が出る品種。斑が少なめでも切り戻すと斑が強く出るらしいとのこと。
黄斑でうつくしいデリシオーサ。
奇形が入る黄緑斑のデリシオーサ。
つよい白色の斑が入る系統。
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内部に穴ができない少し小型のモンステラ『ボルシギアナ』
モンステラのボルシギアナ(Monstera borsigiana)はデリシオーサより一回り小さいサイズのモンステラ。
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空間にあまり余裕がない室内で栽培するならこちらを選ぶことをおすすめします。値段は一般的にデリシオーサより高めですが、スペースを取りすぎるよりはいいですよ。
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おすすめはハーフムーンのボルシギアナ。安定してハーフムーン出すのは難しいですが、キレイですよ〜。ホワイトタイガーのハーフムーンは以下のような感じ。
逆にハッキリと緑と白が分かれる普通のハーフムーンは以下のような感じです。
ハッキリと分かれるタイプのハーフムーンは下手をするとただの緑の葉っぱになります。だからホワイトタイガーのハーフムーンを購入して、ダメになってもホワイトタイガーって感じのほうが無難です。
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小さくかわいいモンステラ『ミニマ』
モンステラ『ミニマ』はラフィドフォラ・テトラスペルマ(Rhaphidophora tetrasperma)と呼ばれ実際にはモンステラ属の植物ではありません。ですが、形がそっくりなのでモンステラ『ミニマ』や『ヒメモンステラ』とも呼ばれています。葉っぱが小さく室内栽培向きの品種ですね。
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私もヒメモンステラの斑入り品種が欲しくてまず試しに以下のような斑入り品種を購入して見ました。
ですがなかなかいい斑が出ない。ヨーロッパで作出された『RaphidophoraTetrasperma Variegata “Paragon”』という斑入りがキレイなので購入したいと思いましたが小さい苗でも数十万円するので手が出せません。
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ですので少し方向性を変えヒメモンステラのオーレア(葉の出始めの色が薄く後で濃くなる品種)も購入して見ました。
しかし葉っぱが弱くあまりうまく生育しません。オーレアはあまりよくないかな。
丸い穴が開く『マドカズラ』
マドカズラ(Monstera friedrichsthalii)もモンステラの一種です。最近はマドカズラの斑入り品種も出てきていますがめっちゃくちゃ高いですね。
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usda zoneは10〜12程度となっています。
小さな穴が内部に開く『レクレリアナ』
まだまだ日本では希少なモンステラ レクレリアナ(Monstera lechleriana)。マドカズラとは違いある程度株立ちし、穴も小さめな感じですね。扱いやすそう。
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蔓性で普通な葉っぱの『ハネカズラ』
ハネカズラ(Monstera standleyana)はモンステラっぽくなく普通の葉っぱをしています。ですが、こういう形の葉っぱもキレイですよね。
斑入り品種には白斑と黄斑タイプのものがあり、黄斑タイプの方が希少性が高いです。しかし、黄斑は徐々に白色に変化していくタイプの斑入りのようです。
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斑入りモンステラの育て方。特に葉焼けに注意!
斑入りモンステラの育て方で特に注意したいのは以下の3つです。葉焼けには注意している方が多いですが、他の二点も重要ですよ。
色素が薄いので強い光に弱いです。
成長が遅めなので水をやりすぎると吸収しきれず根腐れを起こしやすくなります。
栄養分が多いと斑が消えやすい傾向にあります。肥料を制限したり無機質培養土を使いましょう。
ただし少なめの斑入り株なら意外と日光に強く、軒下に置いていても春や秋ならなかなか葉焼けしません。室内で徒長し始めたら軒下など半日陰の場所や、西日が当たらない場所に移動するのもいいですよ。(だけどいきなり強い光に当てると葉焼けするので少しづつならせましょう。)
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それ以外にモンステラ全体の育て方として注意したいポイントは寒さですね。寒さはある程度大きな株であればマイナス数度程度なら越冬します。そのかわりかなり葉落ちは激しいですが。見た目は悪くなります。
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寒さで葉が枯れるとそこから葉は出ません
斑入りモンステラはマイナス数度ぐらいなら寒くても越冬はします。しかし以下のようにだんだんと黒くなり葉が落ちてしまいます。
しかしそこから葉が出ることはありません。上から出る新しい葉が出てくるだけです。
こうなったたら上から出てくる葉を楽しむか、新しい芽が出てくるのを待つしかないです。あとは枝をカットして挿木をするかですね。
モンステラを大きく太く育てよう
モンステラって最初は以下の写真のように細い状態です。
そこから以下のようにだんだんと太く長く育っていきます。
その中で重要なのは光をしっかり当て、子株に栄養を取られないようにして育てていくこと。また気根もうまく地中に誘導して栄養を取りやすくしてあげると良いですね。
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⇒斑入りモンステラの幹(茎)を太くするやり方。斑が消えないように注意!
斑入りモンステラの増やし方
斑入りモンステラはいくつかの方法で増やすことができるようです。ですがまずは増やすための穂木を作りましょう。二つほど残して茎をカットします。
そしたらいらない気根や葉をカットしてしまいます。気根は残した方がいいいと言う方と、カットした方がいいと言う方がいますが、水や土に触れると根になるので残すことをおすすめします。
それでは調整した穂木を使いモンステラを増やしていきましょう。
モンステラの挿木
挿木は培養土などを用いて挿していくだけですね。一番一般的なやり方です。このやり方の場合は気根がついたままの方がいいかもしれません。
モンステラの茎伏せ
モンステラの茎伏せはカットした穂木を培養土などの上に横に置くだけ。軽く沈むような感じに置けばそれだけでOKです。
挿木と違うのは穂木が短くてもいいこと。挿木の場合は埋めて立てるために2節ぐらい残しますが、茎伏せなら1節あればOK。多く増やしたい方にいいですね。
モンステラの水挿しには注意が必要!
最近一般的に書かれているのがモンステラの水挿し。私も試しにやってみました。しかし2月ぐらい経っても芽や根が出てきません。気根がやっと伸びてきたぐらいです。
感想としては気根があり、枝の先端でないと難しいのかなと思いました。これからは培養土に戻して発芽を目指します。
いろいろと調べていると斑入りモンステラは水挿しで発根は難しいとのことでした。使う培地でおすすめとされているのが『ココナッツピート』。
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最近だとアク抜きがされている『ベラボン』が推奨されているようです。高級な斑入り品種ならちょっとリッチに『ベラボン・プレミアム』を使用するのがいいですね。
私もベラボン・プレミアムを半分程度加えて挿木をやり直してみることにしました。斑入りのモンステラはこれでないと難しいようです。うまく育ってほしいな。
モンステラ元株からの再発芽
地上部をカットしたモンステラの元株も再生します。枯れてしまうかと思いましたが、しっかり芽が出て再生しますね。
拡大すると以下のような感じ。長くなりすぎた斑入りモンステラを短くしたいときや、数を増やしたいときに思いきってカットしてしまっても大丈夫なようですね。
芽がどんどん伸びてきました。
葉が展開してきました。もうこうなると大丈夫ですね。
こうやって長くなりすぎたモンステラや、葉が枯れて不格好になったモンステラを作り直していくといいですね。
ボルシギアナとデリシオーサの見分け方
ボルシギアナを買ったと思ったら実はデリシオーサだった。またはその逆パターンもよくあるようです。はっきり言って小さいうちは見分けがつかない。
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だけど大きくなる前に知りたいですよね。ですがそれは難しい。大きくなってもいろいろ交雑もあるため確実にこのように言えるかは不明です。ただし見分ける目安の一つとしてはいいですね。
モンステラの和名はホウライショウ(鳳莱蕉)っていいます。
モンステラの和名はホウライショウ(鳳莱蕉)といいます。色々説はありますが和名の由来は不明となっております。
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