植物育成ライトのまとめ。購入前に種類や必要な光量などを調べよう!

複数の植物用ライトを使用している写真

日照不足の室内観葉植物栽培には植物育成ライト(植物用ライト)が必須! 特に斑入りモンステラなど斑入りの植物は直接太陽光をあてると葉焼けするため室内でたいせつに育てましょう。

斑入り職人

私は植物が少ない初期は電球型植物育成ライト、そして窓の反対側からクリップ型植物育成ライトで補光していました。

最近は主に電球型とパネル型植物育成ライトを併用していますが、移動しやすいクリップ型が一つあると光の入り方ががかたよっているときの修正ににすごく便利です。おすすめですよ。

複数の植物育成ライトを使用している写真2

パネル型植物育成ライトはGL-BOARD5000など見た目もいいものが出てきて使いやすくなってきました。

GL-BOARD5000の写真8

季節ごとに調光できる暖色系パネルライト『GL-BOARD5000』

斑入り職人

やっぱ観葉植物なので見た目が重要。状況に合わせて選んでいきたいですね。

ここではおすすめの国内メーカーが販売している植物育成ライトと、これから追加しようと考えている植物育成ライトについてまとめておきますね。

植物育成用LED電球の種類

植物育成用LEDライト『アマテラス』の写真

植物育成用LED電球はいろんな種類がでてきました。その種類を簡単にまとめておきますね。

ここからは実際に栽培に利用している植物育成用LED電球と気になる植物育成用LED電球について軽くまとめています。

【斑入りモンステラ栽培に一番おすすめな電球型植物育成ライト『HASU38』】

HASU38の広角反射板付き写真

斑入り部分をキレイに見せ、そして青色光のスパイクもないなど能力的にも最高なHASU38。まじでいいので以下の記事を見てください。

斑をキレイに見せる白色系植物育成ライト『HASU38』が斑入り植物の観賞用に最高です!

斑入り職人

他の製品でフラットウェーブLEDのようなものが出てこない限りこれ一本でいくつもりです。

【古くから有名なアマテラスLEDライト】

フレキシブルアームライトスタンドにアマテラスを設置したの写真

植物育成用LED電球で最初有名になったのはアマテラスですよね〜。やはり売れている商品を買うのが一番。というわけで私もアマテラスとフレキシブルアームライトスタンドを購入しました!

ただしモンステラのような大型観葉植物にアマテラスは不向きで、フレキシブルアームライトスタンドだけを使うのがおすすめです。くわしくはこちらの記事でまとめています。

アマテラスLEDとフレキシブルアームライトスタンドのモンステラ栽培での評価

【大手の安心感がある京セラのセラフィック】

注目したい植物育成用LED電球といえば京セラのセラフィック(CERAPHIC)です。ついに大手がこの業界にも参入してきたかって感じ。

京セラはただ参入してきたのではなく、アクアリウムの実績がある中での参入なのでかなり信頼度は高いです。

斑入り職人

ライトの色種類は以下の3種類があります。
セラフィックの種類・CERAPHIC 4000K
・CERAPHIC 5000K
・CERAPHIC 6500K

スポットライト型の植物育成ライト

ダクトレールなどに使えるスポットライト型の植物育成ライトといえば『グランソーレ(GRANSOLE)』など数種類のみが現在販売されているだけです。

植物育成スポットライトの一覧・HADES-BARREL
・GRANSOLE(グランソーレ)-エムズワン有限会社

グランソーレ(GRANSOLE)は純国産品でPFD・RとPFD・Bを効率よく照射できるライトとなっています。

斑入り職人

それにより光合成効率がいい電気使用となります。

電球型ライトもダクトレールで利用はできますが、このようなダクトレール専用の形はインテリアとしてもいいですね。

パネル型植物育成ライトが予想外に使い勝手がよかった

使ってみて予想外に便利だったのが高出力型のパネル型植物育成ライト。広い範囲で強い光を与えることができます。

GL-BOARD5000の写真8

以下のようにいろいろパネル型植物育成ライトにも種類がでてきていますが、個人的に使えるのはGL-BOARDだけかなって思っています。

パネル型植物育成ライト一覧GL-BOARD5000Haru design
・PANEL A-BRIM合同会社
・Helios Green LED PRO-株式会社JPP

GL-BOARD5000を購入しましたがこの製品は以下の記事で書いているように防水性・調光機能ありとこれ一本でいいんじゃないかと思えるレベルの製品です。売り切れている時も多いですが。

季節ごとに調光できる暖色系パネルライト『GL-BOARD5000』

斑入り職人

特に放熱性能がよく75%以下の能力であれば厚くなり過ぎないのがいいところ。安い製品はヤバイ暑さになります、

植物の数がすくなく、棚や何かライトを引っ掛ける設備があれば購入をおすすめします。

クリップ型の植物育成LEDライトは苗用か横からの照射に利用しよう

国内メーカーのクリップ型植物育成ライトはまだ一種類しかないようです。昔は国内メーカーからの販売はなく、私は海外の安いライトを購入して試しに栽培することになりました。

国内メーカーのクリップ型植物育成ライト・FLORA 26W-BRIM合同会社

クリップ型の植物育成LEDライトは取り扱いが便利だけど草丈が高い植物には不向き。以下のように斑入りモンステラの苗を増殖するときに使うか、メイン照明の補光として使うのがおすすめ。

クリップタイプの植物育成用LEDライトでヒメモンステラを照らしている写真

複数の植物育成ライトを使用している写真2

これでもかなりの明るさを出すことができますよ!

クリップ型植物育成用LEDライトの照度測定写真

私は太陽光が入る反対側から補光するのに使用することがあります。

クリップタイプの植物育成用LEDライトの写真2

太陽が落ちるのと同じぐらいまで照明をオンにしている感じ。

クリップタイプの植物育成用LEDライトの写真

照度だけでなく、タイマーも一体型となっている商品が多いので扱いは楽ですね。

クリップタイプの植物育成用LEDライトの写真3

棚で植物を育てるなら『アクロ TRIANGLE LED』

棚で育てるのであれば『アクロ TRIANGLE LED』がいい感じ。メッシュラック(スチールラック)を利用すると構築が簡単そう。

斑入り職人

だけど値段がちょっと高めなのが厳しい。けど次回購入予定w
棚置き型植物育成ライト一覧・アクロ TRIANGLE LED–株式会社チャーム

実際に置いて照度を調整しなければいけないけど、80〜90cmぐらいの2段棚を作成して斑入りモンステラを置こうと計画中です。

斑入り職人

最後に植物育成ライトついて説明している記事を以下にのせてきますね。

植物育成ライトのまとめ。購入前に種類や必要な光量などを調べよう!

また植物育成ライトだけでなくサーキュレーターのように空気をうごかしてくれる機材も必要です。以下にサーキュレーターの記事をまとめておきますね。

サーキュレーターは室内でモンステラを元気に栽培するのに役立つよ!

植物育成ライトを使うときにあると便利な機器

照度計測用に計測機はマルチタイプを購入するとサーキュレーターの風速測定などもできてべんりですよ。

アマテラスの照度(lux)測定写真

斑入り職人

あとはタイマーを購入しておくとオンオフを自動化できるので便利ですよ。

アマテラスに使用するタイマー

冬場は植物育成ライトの葉焼けに注意!

植物育成ライトで葉焼けした緑斑系モンステラの写真4

モンステラは光飽和点が1万ルクスのため、ある程度光があった方がいいと思い強めの光を当てましたが失敗しました。

斑入り職人

冬場は植物の活性が低くなるためか高照度はダメっぽいです。

以下の写真のように15000ルクス前後の人工照明下では黒く変色し始めてきました(最低温度10℃管理です)。

植物育成ライトで葉焼けした緑斑系モンステラの写真3

植物育成ライトで葉焼けした緑斑系モンステラの写真2

そして時間が経つと以下のようにだんだんとひどくなりました(現在は照度を下げています)。

植物育成ライトで葉焼けした緑斑系モンステラの写真4

また一時的に1万数千ルクスを照射したミントの葉っぱがこんな感じです。ところどころ葉焼けで黒くなってしまっています。

植物育成ライトで葉焼けしたモンステラミントの写真

保温もなく温度が下がる部屋では5000ルクスでもダメージを受け始めている感じがあります。

植物育成ライトで葉焼けした緑斑系モンステラの写真5

それに比べて窓際の2万ルクス以上のモンステラは強い光で黄色く変色するもののそこまでダメージを受けていません。

窓際で葉焼けした緑斑系モンステラの写真

窓際で葉焼けした緑斑系モンステラの写真2

このことから植物育成ライトの光は太陽光と違い、赤外線などの量が低く植物温度が上がらないことが影響してか低温では光を吸収しきれなくなるようです。

斑入り職人

つまり冬場だけモンステラを人工照明で越冬させるだけなら2000〜4000ルクスぐらいがベストなのかも。

ライトの種類と距離を再度いろいろ検討する必要性がありそうです。

植物に必要な光量を考えよう

植物に必要な光量や時間に関しては以下の農林水産省作成サイトを見るのがわかりやすいです。

斑入り職人

ちなみにモンステラの必要光量は最低照度が500ルクス、飽和照度が10000ルクスとなっています。

しかし照度計センサーの光波長受容範囲(一般的には380~780nm)にもよるが、太陽光と違う波長のため植物育成ライトの光量はそのまま同じものと考えてはいけない可能性があります。

斑入り職人

温度・光波長の二点を考えて植物育成ライトを設置しないと、もともと日陰で育つタイプの観葉植物は葉焼けしてしまいます。

特に冬場で低温下での照射は光飽和点の3割程度におさえるのがいいように感じております。また暗闇からいきなり強い光照射になるのもよくない可能性がありますね。