斑入りモンステラの育て方で特に注意したいのは以下の3つです。葉焼けには注意している方が多いですが、他の二点も重要ですよ。
色素が薄いので強い光に弱いです。
成長が遅めなので水をやりすぎると吸収しきれず根腐れを起こしやすくなります。
栄養分が多いと斑が消えやすい傾向にあります。肥料を制限したり無機質培養土を使いましょう。
ただし少なめの斑入り株なら意外と日光に強く、軒下に置いていても春や秋ならなかなか葉焼けしません。
斑入り職人
室内で徒長し始めたら軒下など半日陰の場所や、西日が当たらない場所に移動するのもいいですよ。(だけどいきなり強い光に当てると葉焼けするので少しづつならせましょう。)
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それ以外にモンステラ全体の育て方として注意したいポイントは寒さですね。寒さはある程度大きな株であればマイナス数度程度なら越冬します。そのかわりかなり葉落ちは激しいですが。見た目は悪くなります。
モンステラの葉が寒さで葉が枯れるとそこから葉は出ません
斑入りモンステラはマイナス数度ぐらいなら寒くても越冬はします。しかし以下のようにだんだんと黒くなり葉が落ちてしまいます。
しかしそこから葉が出ることはありません。春になると上から出る新しい葉が出てくるだけです。
こうなったたら上から出てくる葉を楽しむか、新しい芽が出てくるのを待つしかないです。あとは枝をカットして挿木をするかですね。
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水のやりすぎと水抜けが悪い培養土の成分に注意!
モンステラって水耕栽培ができるように水や湿気には意外と強いんです! ですが水が流れずその場にとどまり有機物が多いと腐って根腐れを発生させます。
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だからしっかりと水はけのいい培養土を使用しましょう。私は市販の培養土をカスタマイズするかベラボンプレミアム単体で使用しています。
⇒斑入りモンステラの培養土は何がいい? ベラボンを混ぜて使うのもおすすめだよ
斑入りモンステラは大きく育てたくても肥料のやりすぎに注意!
モンステラって最初は以下の写真のように細い状態です。
そこから以下のようにだんだんと太く長く育っていきます。
その中で重要なのは光をしっかり当て、子株に栄養を取られないようにして育てていくこと。また気根もうまく地中に誘導して栄養を取りやすくしてあげると良いですね。
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⇒斑入りモンステラの幹(茎)を太くするやり方。ヒョロヒョロの原因と対処法
だけど重要なのは肥料をやりすぎないこと! 肥料をやりすぎると斑が消えやすくなります。うまく他のストレス(乾燥・切断など)を使えれるといいですがなかなか難しい。
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横に広がるモンステラは仕立て直すか品種を見直そう
モンステラってどんどん伸びて横に広がりやすいです。その対策として一般的に行われるのが支柱による仕立て直し。私も伸びて広がってきたモンステラやカットして根が弱いモンステラに支柱を使っています。
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ですがそれ以外にも注目する点があります。それは品種選び。ボルシギアナは伸びて横に倒れやすいですがデリシオーサはなかなか伸びて倒れてきたりはしません。
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⇒斑入りデリシオーサの種類。値段の高い品種が多いですよ。
⇒斑入りボルシギアナの種類。葉は小さめで節間が長いのが特徴
また光不足のとき植物は徒長と呼ばれる枝が伸びる現象を起こします。そうなると長くなり倒れやすくなりますよね。
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そんな時は植物育成ライトで光を補光しましょう。
⇒室内観葉植物(斑入りモンステラなど)におすすめの植物育成ライト
いつの間にか発生するモンステラの虫に注意!
室内だから安心しているといつの間にかモンステラに発生している虫たち。葉っぱにはカイガラムシなどが気づくと下から上がってきています。
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農薬で殺虫するのもいいですが、あまり農薬を使いたくない場合は水をかけて洗い流したり、布でふくなどの対応でもOKです。
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また有機物を含む培養土を利用していると発生しやすいのがコバエ。冬場は発生が抑えられますが、暖かくなってくるとかなりの速度で増えてきます。
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