モンステラって熱帯植物なのに意外と日光に弱い植物なんです。ジャングルなどでは岩などの日陰や大きな木の木影で育つため直射日光にあまり強くないのです。
斑入り職人
だから何も保護せずに外で育てると強い日光に耐えきれず葉焼けしてしまいます。また春先などで日差しが弱くても、室内で弱い光で育っていたモンステラを急に外に出すと環境に対応しきれず葉焼けが起きてしまいます。
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ここでは斑入りモンステラの葉焼け対策方法と、葉焼けしてしまった斑入りモンステラの例についてまとめました。
モンステラの葉焼け対策を遮光ネットを中心に説明
モンステラの葉焼けを防ぐには遮光しかありません。大きな木の下など木陰がある庭なら自然な遮光ができます。真夏はスキマから入る強光で葉焼けしてしまうこともありますが。
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簡単なのは遮光ネットを利用することです。それを家庭用ビニールハウスの骨組みやバーゴラなどに設置するといいですね。
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以下の製品は黒色の遮光ネットですが、黒色の製品は基本的に白色より遮光能力が強く50%以上の製品が多いです。
また小型のタイプ(例えば2m×2m)ぐらいのサイズならハトメが付いており、ヒモで固定できるタイプも販売されています。少量の植物ならこういうのがおすすめです。
白色の遮光ネットは遮光率が20〜30%の製品もあり、真夏の炎天下では遮光不足になるかもしれません。斑が強い斑入りモンステラを真夏に外で育てるには二重にするか、白色でも50%以上の遮光率をもつ製品を使うなどの検討が必要です。
ある程度の支柱と線で構築できるダイオフララのような製品もいいですが、どうしてもスキマから強光が当たってしまう可能性が出てきます。少し葉焼けするリスクを許容できるならOK。
ちなみにダイオフララは設置するときにはヒモ通し以外の場所もヒモを通して固定したほうがいいです。結構風で動いてしまいます。
遮光と設置の難易度はちょっと高めですが、強風への耐性は全体に遮光ネットを貼るより強いので風が強いエリアにおすすめです。
葉焼けするのはなぜ?その理由は
ちなみに葉焼けをする理由は日光の強さだけとは限りません。その他に風の強さや水不足などの影響もあります。
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そのような場合、人が急に海に行って強い日差しで強く日焼けしてしまうのと同じようなことが植物にも起こります。強い光に対応できる時間が必要です。
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葉焼けをした葉は治りません。その後のカットはこうしよう!
葉焼けした葉っぱは小さな部分だけであればその後スケルトン状になりそのまま置いていてもそんなに見栄えはわるくありません。
ですが葉っぱの大半が葉焼けしてしまうとカッコ悪いです。そのような場合は以下のように葉っぱをカットしましょう。
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見栄えをよくするなら根元でカットすべきですが、植物の健康を考えるならこのようにカットすることをおすすめします。
春の斑入りモンステラ葉焼け写真
春はまだ日差しが強くない時期です。しかし室内にあった植物を外に出す時期でもあり、意外と葉焼けさせてしまうことが多いのもこの時期です。
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じっくりと時間をかけて太陽光にならすのもいいですが、秋にはこれから出てくる葉でキレイになると考え葉焼けしてもいいとおもって育てるのも一つの手です。
夏の斑入りモンステラ葉焼け写真
夏場になると幹の部分まで強く葉焼けしてきます。特に強い白斑が入った幹は枯れてしまうのでよほど遮光されている場所でない限り外にださないほうがよいです。
斑なしになった個体でも直射日光があたると耐えきれず葉焼けしてしまいます。
そして真夏になると木々のスキマからはいる昼間の太陽光でも葉焼けしてしまいます。
秋になれば新しい葉がででわからなくなるぐらいになりますが、常時キレイな葉っぱでいたい方にはおすすめできません。
葉焼けで枯れた部分はスケルトンのようになってそれはそれでカッコいいんですけどね。
秋の斑入りモンステラ葉焼け写真
秋になると外に出していたモンステラたちは新しい葉を出してキレイな姿になっていきます。ですがそれを見て室内のモンステラを外に出すと以下のように葉焼けしてしまいます。
やはり遮光が必要ですね。強い木陰においていたモンステラや室内に置いていたモンステラを秋になったからといって急に何も対応せず外に出すことはオススメできません。
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一番ベストなのは室内で植物育成ライトで補光しながら育てることです。私が斑入りモンステラに使用している植物育成ライトについては以下の記事で説明しています。