モンステラの葉っぱから水が落ちる現象は水孔(すいこう)と呼ばれる水を出す穴があるため発生します。
斑入り職人
特にモンステラのような湿度が高い場所で育つ植物はこのような葉から水をだす溢液(いつえき)現象が起きやすいです。
ですので以下の動画のようにモンステラの葉から水が垂れて水滴が落ちるのは正常なことであり病気ではありません。
それでは水孔によって葉っぱから水が落ちる溢液(いつえき)現象について詳しく説明していきますね。
なぜ葉っぱから水がでるのか。溢液(いつえき)現象の説明
葉っぱから水がでる溢液(いつえき)現象は夜間になると発生しやすいです。それは光合成がおさえられると気孔が閉じてきて蒸散能力が落ちるから。
斑入り職人
水が蒸散できなくなるけど根から水をどんどん吸い上げます。その水の出口として水孔が主に使われるからです。
例外としてずっと水を切っていた植物に水を与えるとすぐに水がどんどん出てくる場合があります。水不足していたので水を一気に吸い上げるんですね。
一般的に光合成がさかんな昼間は気孔が開き水を蒸散してくれているので溢液(いつえき)現象はあまり見かけません。(例外としてサボテンなど乾燥地帯のCAM植物は蒸散を防ぐため昼間気孔を閉じます。)
斑入り職人
特にモンステラのような湿度が高い場所で育つ植物は蒸散(水分を水蒸気にして外に出すこと)しやすい気孔になっています。
夜間になると以下のようにどんどんと葉っぱから水を出してきます。
ちなみにヒメモンステラ(テトラスペルマ)もちいさいけれど水を出しますよ。
この水は栄養分も含まれています。ですので床がぬれたり汚れるのが嫌な方はシートをしくなどの対応をしましょう。
葉から水を落とさないための対策
葉っぱから水を落としたくない場合は以下のように溢液現象を起こさない(抑える)ように対策しましょう。
ですけどこの溢液現象は元気なモンステラに起きる現象です。100%抑えることは難しいと思ったほうがいいでしょう。
斑入り職人
モンステラを育てるならこの現象が起こるのを理解した上で育てていきたいですね。