野外温室の種類。寒さに弱いモンステラ等の観葉植物を外で育てよう!

モンステラの温室トップ画像

数が増えた斑入りモンステラを外でも栽培したい。大きくなる斑入りデリシオーサは特に外に出したい。そうなると温室が必要になってきます。

斑入り職人

室内でも栽培できますが、すべてに『植物育成ライト』をあてるのはなかなか大変ですし、鉢を回していかないと以下のように日光の方ばかり成長してしまいます。

ガラス窓近辺で育てた斑入りモンステラの写真

だけどガラス温室は小型でも高価で趣味で手が出すには難しいです。小型のものでも工事費も考えると50〜200万円ぐらいは見ておく必要性があります。

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だからここでは安価なポリカ温室とパイプハウス温室、投資型の太陽光利用型温室の三点を中心に調べてみました。

ポリカ温室はUVカットするが光が強ければ問題なし

ポリカ(ポリカーボネート)は紫外線(UV)をカットしてしまい植物栽培には適さないという情報が多いです。

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確かにそれはそのとうりですが、光量が強く他の波長でおぎなえれば問題ないとのこと。

私もポリカ窓の部分で斑入りモンステラを栽培していますが、問題なく成長しています。

ポリカ窓近辺で育てた斑入りモンステラの写真2

ポリカ窓近辺で育てた斑入りモンステラの写真

モンステラの必要光量は最低照度が500ルクス、飽和照度が10000ルクスとなっています。

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雨の日でも太陽光の照度は1万ルクスはあるため、そう考えるとある程度波長が制限されてもモンステラの生育に十分な光量になりそうですね。

【補足】ちなみにガラスは波長が長い紫外線ほど透過するが、6〜7割透過するというのが一般的。ただし最近の製品はほぼUVをカットしてるものが多いです。

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数十年前に建てられた家は6〜7割透過するガラスという認識で良い感じです。

ポリカはガラスと違い割れる危険性が少ないのもいい点ですね。

ポリカーボネート温室といえば『カノピア(Canopia)』

ポリカーボネート温室の販売で有名な会社といえば『カノピア(Canopia)』があります。日本のメーカーはなぜか出してないですよね。

カノピア公式サイト

見た目もおしゃれだし小型のポリカ温室は10万円前後で購入できるので試しやすいですね。

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ちなみに『カノピア(Canopia)』はイスラエルにあるPalram社のブランドです。

投資にもなる太陽光発電利用型温室

太陽光発電が農地にも設置できるようになり一時期話題を呼びました。しかしなかなか作業効率などを考えると難しいものがあります。

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そんななか温室に太陽光パネルを取り付けるタイプの温室がでてきています。

施設型営農太陽光発電(アグリッチハウス)

こういうタイプであれば日陰がいい斑入りモンステラなどにぴったりですね。いつか購入したいな〜。

一般的なビニール温室は強度と見た目がよくない

例えば南栄工業さんの移動式菜園ハウス『BH-33』なんかは10万円ぐらいで購入が可能。値段はポリカ温室よりも少し安くて魅力的。

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しかし見た目があまりよくないのと強度があまり強くないようなので風が強いエリアは難しそう。

ある程度しっかりした作りになるとポリカ温室よりも高くなったりします。小型温室ならポリカかな〜。中型ならビニール温室もよさそうだけどね。もう少しいいものがないか探してみよう。

見た目もよく頑丈な単管パイプハウス

最近は単管パイプでビニールハウスをつくる『単管パイプハウス』も増えてきており、ジョイントなどもいろいろな種類が販売されています。

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これなら強度の心配もありません!

強度、材料の手に入りやすさ、値段、カスタマイズ性を考えると、温室初心者がまず試しにやるならこれがベストかもしれません。

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太陽光パネル設置型の温室も単管パイプで作られてましたもんね。

黒色とかに塗装しておしゃれな温室を作りたいな〜。黒色は熱を吸収するからあまりよくないとはおもうけどw

ただしそうなると外構工事業者さんに任せるのが難しいかもしれないな〜。

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最後に補足すると、温度が足りないとモンステラは以下の記事でまとめているように葉っぱだけでなく幹まで枯れ込んでしまいます。しっかり低温対策しましょう!

モンステラの越冬試験。地植えや鉢植えで冬越しは可能か試してみた!