高価なモンステラといえばデリシオーサのミント(Monstera deliciosa mint variegata)です。高くてなかなか買えなかったけど、いつまでもながめているだけでは嫌なり思い切って購入してみました。
ネットで販売されているミントは小さな枝でも数万円。しっかり芽と根が出ている苗だと5万円から。そしてキレイに大きく成長した個体だと100万円を超えることもありますね。
斑入り職人
ここではそもそも高価なミント斑ってどういうのってことから購入したデリシオーサ ミントの育て方までまとめています。
モンステラのミント斑とは?
モンステラのミント斑とは以下の写真のように背景が白く、細かく緑色が入ったものが本来はミントと呼ばれていたそうです、
しかし最近は白斑背景に細かな緑ではなく、黄斑や黄緑斑が細かく入っていたりするものもミントと呼ばれていることがあります。
いろいろ人によって定義がことなるのでしっかりと決まってほしいですね。
ミント斑が高い理由
ちなみにモンステラのミントはかなり値段が高いです。その理由としては以下のとおりです。
・葉緑素が少ないので成長が遅い。
・キレイに育てるのが難しい。
・子株が同じようにミントになるとは限らないため希少性が高い。
最近はミント斑のホワイトモンスターが人気ありますが、めちゃくちゃ斑があばれるようです。
斑入り職人
デリシオーサ ミントの育て方
デリシオーサのミントを育てるなら外に温室などの栽培設備を持っていないなら葉焼けを防ぐために室内で育てる必要性があります。
斑入り職人
・水はけのいい培地
・サーキュレーター
どうしても室内だと強光は抑えられますが、光量不足で葉っぱが徒長してかっこわるくなってしまうことがあります。それを防ぐために植物育成ライトは設置したいですね。
⇒室内観葉植物(斑入りモンステラなど)におすすめの植物育成ライト
また成長が遅いと根っこからの水の吸い上げも弱くなります。そうなると根腐れする確率も上ります。だから水はけのいい培地は必須ですね。
⇒斑入りモンステラの培養土は何がいい? ベラボンを混ぜて使うのもおすすめだよ
サーキュレーターは風の流れを作り、濡れたままでカビや病原菌などが増えるのを抑えてくれます。
⇒サーキュレーターは室内でモンステラを元気に栽培するのに役立つよ!
その他に冬場さむくなる部屋では保温設備があると安心です。5度を下回らないような設定ができると安心です。
デリシオーサミントの栽培
それではデリシオーサのミントを育てていきましょう。今回購入したミントの成熟後の葉っぱは以下のような感じです。白と緑のバランスが美しい。
成熟前の葉っぱは黄緑色です。ミント斑は成熟して緑色が強くなったほうがキレイですね。
葉裏の色素状態によってさらに色のバリエーションが増えます。
葉裏を見るとこんな感じ。
輸送後すこし安定させるのに時間をおいてから植え替えていきます。ただし注意が必要です。あまり信頼できないところから購入したならすぐに培地を入れ替えた方がいいです。
斑入り職人
今回はしっかり発根しており、芽もいい斑入りとわかっているのでよかったです。
そして植え替えたのがこちら。まずはスリット鉢で成長させていきます。高価なモンステラなので植物育成ライト+サーキュレーター+暖房と最高の状態で育てていきますよ。
新しい葉に栄養がとられてか古い葉が黄色に変色してきました。このままこの葉は枯れてしまいそうです。
新しいハーフムーンの葉が出てきました。
最初白斑でしたが、徐々に黄緑色に変色してきています。
次の葉はまさにミントって感じの斑ですね〜。
黄緑色の部分がかなり緑色になってきました。
そして次は再度ハーフムーンになりました。最終的にどうなるかな〜? 楽しみです。
次はフルムーンの葉がでてきました。ミントは葉緑素があるのでフルムーンでもけっこう強いです。白斑なら心配だけど、ミントのフルムーンは逆に価値が高くなったりしますからね。
1本だけだと枯れる不安があるためトップカットして2つに増やします。
きちんと根っこがある状態までまってからカットしています。
とりあえずこんな感じで植え付けました。トップカット幹は横にして安定した状態で育てます。
斑入り職人
元株から芽が出てきました。色素が薄いのがちょっと心配だけどよかった〜。